これは、Gachue用のSwankサーバです。
SwankサーバはCommon lisp用の開発環境であるSLIMEのbackendで、
emacs側のfrontendと協調して動作します。

swank-gaucheでは、Swankサーバの一部の機能のみ実装しています。

* 機能

- シンボルの補完 (c-p-c形式も可能)
- replでの評価 (標準入力からのread, 標準出力へのwriteも可)
- 編集バッファでの評価(C-x C-e, C-c C-c)
- 編集バッファに対応するファイルのロード(C-c C-l, C-c C-k)
- インスペクタ(C-c I)の一部
- マクロ展開(C-c C-m, C-c M-m)。但し、pretty-printなし…
- 逆アセンブル(C-c M-d)
- CommonLispっぽいrepl変数
-- *1 *2 *3 直近の評価結果
-- /1 /2 /3 直近の評価結果(多値)をリストにしたもの
-- %1 %2 %3 直近に評価した式
- replでのモジュール変更(,change-package)
- replでのディレクトリ変更

* 動作確認環境

- Gauche 0.9
- SLIME "2010-01-03"

* 設定方法

`dot.emacs'の内容を.emacsにコピーしてswank-gaucheへのパスの情報を設定します。
以下の二つの変数を設定してください。

 swank-gauche-path:
  swank-gauche.scmが格納されているディレクトリへのパス

 swank-gauche-gauche-source-path:
  Gaucheのソースを持っていて、かつ、コンパイル済の場合、ソースのトップディレク
  トリへのパスを設定して下さい。マニュアルに定義されているオペレータの
  引数の名前がルックアップ出来るようになります。

* 起動方法

`M-x gauche'で起動します。