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友人関係・人間関係

人生において重要で難しい問題の一つが友人関係。様々な人間関係がある中で、作るも作らないも任意、続けるも続けないも任意な人間関係の一つが友人です。

いい関係とよくない関係

会社や学校の人間関係、あるいは家族などは利害が絡むと同時に義務が生じるため、もめた時にこじれやすくなります。特に親子などの産まれながらの上下関係は、切ることもできず、追い詰められてしまう可能性があります。絶縁することができれば簡単ですが、一般的にはその方法を知る機会もありません。

信頼できる友人を作る

その友人が信頼できる人かどうかは重要です。普段は十分な心理的安全性が担保され、いざとなったら助けてくれたり。なんなら、話しているだけでも良いですし、飲んでて楽しいだけでも十分です。そういう友人がいるとメンタル健やかに過ごせます。

何も、連帯保証人になってくれと頼むわけではありません。時々飲みに行ったり、遊んだり、Slackなどで会話したり、それでも十分です。本名を知っている必要はありません。

友人は、ある程度あなたのバックグラウンドを知った上で付き合ってくれます。一方で家族や同僚ではありませんから、利害も絡みません。ですから客観的な第三者として相談をしたりしやすいでしょう。

コミュニティに属する

趣味のコミュニティ、技術のコミュニティ、何でも構いません。何らかのコミュニティに属していると、自分と属性が近しく、しかし少し異なる人とのつながりができます。属性が少し異なるというところがポイントで、属性が全く異なると共通の話題や共通言語がなく気苦労が絶えません。要するに話のネタがないのです。ですが、コミュニティに属することで、何らかの共通の話題があらかじめ用意されているという状況になります。一方で、年齢や会社などのバックグラウンドが異なりますから、共通の話題に対して自分がどうであるかという文脈での話がしやすいといえます。

特定のトピックスについて好きな人、興味のある人が集まっているので、それが共通の話題になります。属性も近いものがあるでしょう。逆に、本業や年齢などは異なる属性になりえます。共通の話題がない会話というのはなかなか厳しいものがあります。全く属性が異なる人とでは、会話のとっかかりが難しいところですが、少なくともそのコミュニティが持っているトピックスについては話ができます。

勉強会などは小規模なコミュニティとして成立しやすい場所です。既存の勉強会であれば、特定の技術やトピックスという共通の話題があります。基本的にその勉強会に参加するということは、その技術やトピックスに興味があるということですから、共通の話題ととして扱いやすいでしょう。

大人の遊びに子供を連れて行く

お子さんがいる方についての話です。あなたが友達と遊ぶ時、子供を連れて行きますか? 大人に混じって遊ぶということの意味について、少し触れたいと思います。

例えば、大学の友人などとキャンプをする、そういったところに連れて行く、ということを想定してください。あるいは、あなたの友人を家に呼んでパーティしたり、お呼ばれしたり。大人が数人いて、その大人の子供がいたりするシチュエーションです。何も何でもかんでも(ただの飲み会にも)連れて行け、といっている訳ではありません。ですが、たまにキャンプに行く、温泉宿に行く、コテージ借りて遊びに行く、あるいは誰かの家にいってSwitchで遊ぶ、なんならみんなでトランプやるだけでもシチュエーションとしては十分です。

それを前提として、ここを読んでいらっしゃる方に読んでお尋ねします。子供と混じって遊んだことありますか?今やっていますか?あなたが子供の時にやったことありますか?やったことがある方は、その時どう思ったか考えてください。やったことがない方は、どういうイメージをお持ちでしょうか。

まず、ポジティブな方から。

子供にとって、学校や習い事以外の人に触れる機会になります。自分がいる人間関係が実は非常に狭いもので、世の中にはたくさんの人がいるということを身を以て知る機会になります。もちろん子供のうちにはそんな明示的に気づくことはないでしょうが、かなりの確率で大人になってからあの時楽しかった、と思うでしょう。

そして、その経験をさせられるかどうかは、完全に親次第です。親がやろうと思わなければ子供はその経験を得ることはできません。

これは私の経験になりますが、大学の同期などで家族連れでキャンプに行こうという話をした時、乗ってくるのは基本的に自分が子供の頃にそういう経験をいたことがある人です。子供の頃にやってすごく楽しかったからいいねやろう、みたいな反応です。これに対して子供の頃にそういう経験をあまりしなかった人は、「子供がいるのは大変」「打ち解けられるかしら」「やけどやいろいろなリスクが」「他の子に怪我させたら」・・・などの反応が帰ってきます。

キャンプ行くなら、家族でいけばいいじゃない、子供どうしのキャンプなら安全だし・・・わかります。子供がいない人はお世話だけになるんじゃない?大人(親)だけ遊んでて子供つまらないんじゃない?などと考える人もいるでしょう。

ネガティブな点としては、やはり子供がいることで、準備は大変になりますし、怪我などのリスクは増えるでしょう。怪我が起こると、後味は悪くなりますし、休日の地方への旅行となるとそもそも病院が近くにないなどの大きなリスクがあります(もっともそのリスクは家族旅行でも同じと言えますが、人数が増えると体調を崩したりする可能性は上がります。)さらに、旅行など、行動の制約は増えます。移動に時間がかかったり、急に体調を崩したりお昼寝を始めてしまったり、など何かと計画通り行かなくなることもあります。

大人だけの行動であれば大して時間がかからないところが、子供がいることで余計に時間がかかってしまうということもあります。車で移動する時にサービスエリアで休憩をとるとした時、大人なら20分もあればトイレに行って、ご当地ソフトを買って、お土産を物色してさあ出発、となるところが、子供がいると一連の休憩に2時間かかるなんてこともザラです。また子供は一般に酔いやすいので、長時間の移動が難しいです。その結果、その分だけ現地での行動が制約されたり、帰る時間が早まってしまったりすることを想定しておく必要があります。二泊三日の旅行なのに、1日目は移動だけ、3日目は帰るだけで実質2日目だけしか観光ができないので消化不良感が残る、ということもあります(というより、そうならざるを得ないでしょう)。大人だけなら、1日目前半で移動、午後は観光、3日目も帰るまでに一つ観光予定を入れることもできますからね。

また、子供が楽しくないのでは?というのを言いつつ、実は配偶者がなんとなく行きたくないと考えている場合もあります。例えば、夫の大学の友人で遊びに行くところに、奥さんと子供が参加する場合、奥さんはよく知らない人に囲まれるわけですから、確かに気苦労は多いでしょう。その場合、絶対に友人同士で盛り上がって、後片付けなどは押し付けるなどはやってはなりません。絶対にです。

子供が小さいうちから、学校や習い事だけではない人間関係があるということ、特に大人との繋がりができて色々な考え方、言動に触れることは有用だと考えます。何より、今ある世界が全てではないと知ることで、学校だけが唯一の世界ではないと知ることができます。