GraalVMを使ってScala3のネイティブバイナリを作成する方法を、サンプルコードとともに提示してください。
GraalVMを使用して、Scala 3のネイティブバイナリを作成する方法は以下の通りです。まず、環境を準備し、適切なツールをインストールしてください。
-
GraalVMをインストール GraalVMをダウンロードしてインストールしてください。公式ページからダウンロードできます: https://www.graalvm.org/downloads/
-
native-imageツールのインストール インストールしたGraalVMに含まれるguツールを使って、native-imageをインストールします。
$GRAALVM_HOME/bin/gu install native-image-
sbtのインストール Scalaビルドツールであるsbtをインストールしてください。インストール方法は公式サイトを参照してください: https://www.scala-sbt.org/download.html
-
プロジェクトの作成 新しいScala 3プロジェクトを作成します。以下のコマンドを使用して、テンプレートからプロジェクトを作成できます。
sbt new scala/scala3.g8
- sbtプロジェクトの設定 sbtプロジェクトのbuild.sbtファイルを開き、以下の設定を追加してください。
// build.sbt
scalaVersion := "3.1.0"
Compile / mainClass := Some("com.example.Main")- サンプルコードの作成 src/main/scala/com/exampleディレクトリにMain.scalaファイルを作成し、以下のコードを追加してください。
// src/main/scala/com/example/Main.scala
package com.example
object Main {
def main(args: Array[String]): Unit = {
println("Hello, Scala 3 with GraalVM!")
}
}- ネイティブバイナリの作成 sbt-assemblyプラグインを使って、アプリケーションを単一のJARファイルにパッケージし、GraalVMのnative-imageツールを使ってネイティブバイナリに変換します。 まず、プロジェクトルートにproject/assembly.sbtファイルを作成し、以下の内容を追加してください。
// project/assembly.sbt
addSbtPlugin("com.eed3si9n" % "sbt-assembly" % "1.1.0")次に、build.sbtに以下の設定を追加します。
// build.sbt
assemblyMergeStrategy in assembly := {
case PathList("META-INF", "MANIFEST.MF") => MergeStrategy.discard
case PathList("META-INF", xs @ _*) => MergeStrategy.first
case _ => MergeStrategy.first
}プロジェクトルートディレクトリで以下のコマンドを実行して
続きをお願いします
JARファイルを作成し、ネイティブバイナリに変換します。
sbt assembly
native-image -jar target/scala-3.1.0/your_project_name-assembly-0.1.0-SNAPSHOT.jar your_output_binary_name上記のコマンドでyour_project_nameとyour_output_binary_nameを適切な名前に置き換えてください。JARファイルの生成が完了したら、native-imageコマンドを使用してネイティブバイナリに変換します。
- ネイティブバイナリの実行 生成されたネイティブバイナリを実行して、アプリケーションが正常に動作することを確認します。
./your_output_binary_name実行すると、以下のような出力が表示されるはずです。
Hello, Scala 3 with GraalVM!これで、GraalVMを使ってScala 3のネイティブバイナリを作成する方法を説明しました。サンプルコードとともに、プロジェクトの作成からバイナリの実行までの手順を示しました。これを参考に、自分のプロジェクトでネイティブバイナリを作成してみてください。