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jkazama/ddd-groovy

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本リポジトリのメンテナンスは終了しています。依存ライブラリが最新版でない可能性があるため利用する際は注意してください。

ddd-groovy

はじめに

ddd-javaのGroovy版サンプル実装です。

本サンプルではSpringBootGroovyを利用してドメインモデリングの実装例を示します。SpringBootは1.2、Groovyは2.4を利用しています。
※JavaDocに記載をしていますが、サンプルに特化させているので実際の製品コードが含まれているわけではありません。

レイヤリングの考え方

オーソドックスな三層モデルですが、横断的な解釈としてインフラ層を考えます。

  • UI層 - ユースケース処理を公開(必要に応じてリモーティングや外部サイトを連携)
  • アプリケーション層 - ユースケース処理を集約(外部リソースアクセスも含む)
  • ドメイン層 - 純粋なドメイン処理(外部リソースに依存しない)
  • インフラ層 - DIコンテナやORM、各種ライブラリ、メッセージリソースの提供

UI層の公開処理は異なる種類のクライアント利用を想定してRESTfulAPIでの公開を前提とします。(API利用前提のサーバ解釈)

SpringBootの利用方針

SpringBootは様々な利用方法が可能ですが、本サンプルでは以下のポリシーを用います。

  • DBの設定等、なるべく標準定義をそのまま利用する。
  • 設定ファイルはymlを用いる。Bean定義にxml等の拡張ファイルは用いない。
  • ライブラリ化しないので@Beanによる将来拡張性を考慮せずにクラス単位でBeanベタ登録。
  • 例外処理は終端(RestErrorAdvice/RestErrorCotroller)で定義。whitelabel機能は無効化。
  • サンプル用途しかないため、色々と前提置きが必要なProfileは利用しない。

コーディング方針

Groovy2.3以上を前提としています。(JDKは7以上を想定)

  • Better Java 的な位置づけで利用
  • できるだけCompileStaticを利用
  • アノテーションが過剰にならないようにAnnotationCollectorを利用
  • 名称も既存クラスと重複しても良いのでなるべく簡潔に
  • インターフェースの濫用をしない

パッケージ構成

パッケージ/リソース構成については以下を参照してください。

main
  groovy
    sample
      context                         … インフラ層
      controller                      … UI層
      model                           … ドメイン層
      usecase                         … アプリケーション層
      util                            … 汎用ユーティリティ
      - Application.java              … 実行可能な起動クラス
  resources
    - application.yml                 … 設定ファイル
    - messages-validation.properties  … 例外メッセージリソース
    - messages.properties             … メッセージリソース

サンプルユースケース

サンプルユースケースとしては以下を想定します。

  • 口座残高100万円を持つ顧客が出金依頼(発生 T, 受渡 T + 3)をする。
  • システムが営業日を進める。
  • システムが出金依頼を確定する。(確定させるまでは依頼取消行為を許容)
  • システムが受渡日を迎えた入出金キャッシュフローを口座残高へ反映する。

動作確認

サンプルはGradleを利用しているので、IDEやコンソールで動作確認を行うことができます。

STS(Eclipse)

開発IDEであるSTSで本サンプルを利用するには、事前に以下の手順を行っておく必要があります。 ※EclipseにSpringIDEプラグインを入れても可

  • JDK7以上のインストール
  • Gradleプラグインのインストール
  • Groovyプラグインのインストール

次の手順で本サンプルをプロジェクト化してください。
※コンパイルエラーになる時は、Javaコンパイラの設定が1.7以上になっているかを確認してください。

  1. パッケージエクスプローラから「右クリック -> Import」でGradle Projectを選択してNextを押下
  2. Root folder:にダウンロードしたddd-groovyディレクトリを指定してBuild Modelを押下
  3. Projectddd-groovyを選択後、Finishを押下(依存ライブラリダウンロードがここで行われます)

次の手順で本サンプルを実行してください。

  1. Application.groovyに対し「右クリック -> Run As -> Java Application」
  2. Consoleタブに「Started Application」という文字列が出力されればポート8080で起動が完了

※GroovyプラグインのバージョンによってはGROOVY-7278の不具合に引っかかるので注意してください。

コンソール

Windows/Macのコンソールから実行するにはGradleのコンソールコマンドで行います。
※事前にJDK7以上のインストールが必要です。

  1. ダウンロードしたddd-groovyディレクトリ直下へコンソールで移動
  2. 「gradlew bootRun」を実行
  3. コンソールに「Started Application」という文字列が出力されればポート8080で起動が完了

ブラウザ

STSまたはコンソールで8080ポートでサーバを立ち上げた後、ブラウザから下記URLへアクセスする事でRESTfulAPIの実行テストを実施可能です。
※本来なら情報更新系処理はPOSTで取り扱うべきですが、UIの無いデモ用にGETでのアクセスを許容しています。
※パラメタは?key=valueで繋げて渡してください。

顧客向けユースケース

社内向けユースケース

バッチ向けユースケース

License

本サンプルのライセンスはコード含めて全てMIT Licenseです。
Spring Bootを用いたプロジェクト立ち上げ時のベース実装サンプルとして気軽にご利用ください。