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docker-composeによるWordPress開発環境構築手順書。

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chum9625/docker-compose-wp-master

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概要

Docker Composeを使う理由

  • 環境構築の統一化を図るため。
    • 複数のコンテナ(Webサーバー+PHP+データベース)を組み合わせてWordPress環境を作る。
    • 高速で環境が整う。数秒でWordPressインストール画面が立ち上がる。
  • 応用の効く開発環境構築の習得目的。

実行環境

  • macOS Monterey
  • Windows 10
  • Ubuntu-20.04(権限問題があるので扱わない)

Reference source

環境構築手順

  • 初期設定(手順0)済みならば、手順1~3を実行しテーマ開発をスタートする。
  • プロジェクトは Dev/Docker/ 配下とする。

手順0. 準備

  1. Docker Desktopをインストール。(Docker Composeは同梱されている)
  2. ※only WSL※ Docker Desktopの設定をする。 1. docker-desktop > settings > Resources > WSL INTEGRATION > Ubuntu-20.04をONにする。 2. VScode > ターミナル > Ubuntu-20.04(WSL) を選択する。

手順1. リポジトリをCloneする

  • このリポジトリをCloneし、ディレクトリ名(例:wp-sample)を変更。

手順2. Dockerコンテナの起動

  1. 初回コンテナ起動前に確認:推奨設定に目を通し、必要に応じて設定する。
  2. ターミナルで作業フォルダ(wp-sample)に移動。
  3. コンテナを起動。
cd wp-sample
docker-compose up -d

手順3. WordPressの設定

  1. Dockerコンテナ起動後、ブラウザで「localhost:8000」にアクセスする。
  2. WordPressのセットアップを実行する。

ディレクトリ構成

ここまでの操作では以下となる。

wp-sample
├── html/
├── phpmyadmin/   # volumesを追記した場合
├── wp-content/   #プラグイン操作するなら
├── my-theme/
└── docker-compose.yml

Docker主要コマンド

コマンド 内容
docker-compose up -d コンテナ起動
docker-compose down 起動した環境の停止・削除
docker-compose down --volumes 停止・削除・データベース削除
docker-compose ps コンテナの状態を確認する
docker-compose --version Docker Composeのバージョンチェック
docker ps ログインしたいコンテナ名やIDを確認する
docker exec -it [コンテナ名] /bin/bash dockerで立ち上げたコンテナにログインする

推奨設定

テーマ、プラグイン開発を効率よく行うための設定。

1. wp-contentディレクトリをマウントする

  1. テーマやプラグインを直接扱えるように、作業フォルダー内にサブフォルダーを作る。
  2. volumesオプションで定義する。(データが保持される)
  3. マウント例:扱いやすいよう次のいずれかを設定すると良い
    • html:WordPressファイル群すべて
    • wp-content:wp-contentディレクトリのみ
    • cocoon-child-master:子テーマディレクトリのみ
  wordpress:
    volumes:
      - ./html:/var/www/html
      - ./wp-content:/var/www/html/wp-content
      - ./cocoon-child-master:/var/www/html/wp-content/themes/cocoon-child-master

2. phpMyadminを使う

  • データベース操作のGUIツール:phpMyAdminを使えるようにする。
phpmyadmin:
  depends_on:
    - db
  image: phpmyadmin/phpmyadmin
  environment:
    PMA_HOST: db
  restart: always
  ports:
    - "8080:80"

付録1. SSHでサーバーにWordPressをインストールする

  1. 本番サーバーにSSHで接続する。
  2. インストールするディレクトリに移動。 cd /web/public_html/hoge
  3. WordPress最新版をダウンロード。 wget http://ja.wordpress.org/latest-ja.tar.gz
  4. 解凍。(/wordpress/に解凍される) tar -zxvf latest-ja.tar.gz
  5. 配置したいディレクトリにファイルを移動する。 例) mv ./wordpress/* ./
  6. 不要なディレクトリ、ファイルを削除。 例) rm -r latest-ja.tar.gz wordpress

付録2. 開発用空テーマ _s を使う

  1. underscores.me で、空テーマを取得する。
    1. sassを使う場合、Advanced Optionsをクリックし、sassify!にチェックを入れる。
  2. my-theme という名前のテーマを作成したい場合、 my-theme と入力してGENERATEボタンをクリック(ダウンロード)する。
  3. ダウンロードしたものを作業フォルダー(wp-sample)に配置する。
  4. ymlファイルのwordpressサービスに追記、 my-themevolumeswp-contente/themes にマウントする。
 volumes:
      - ./my-theme:/var/www/html/wp-content/themes/my-theme

付録3. タスクランナーの導入(別documentでまとめる予定)

付録4. テーマユニットテストデータ日本語版のインポート

投稿、固定ページ、コメント、メニュー等のダミーデータをインポートする。詳細

  1. テーマユニットテストデータ日本語版からwordpress-theme-test-data-ja.xmlを取得。
  2. 管理画面のツール→インポートの「WordPress」からインポートを実行する。
  • プラグイン Yoast Duplicate Post で対応する方法もある。

エラーlog

docker-composeでWordPress開発環境を構築する時に遭遇したエラーの記録。

【Linux特有】volumeマウント時のファイルowner問題

背景

  • 新規ファイル作成や編集はパーミッションエラーのため不可。
  • WSL2(Ubuntu-20.04) userで起きた。
  • windows userでは編集可能。

回避策

  • windows user環境で開発する。

解決策

  • 権限を与えればよい
chmod 707 /対象ディレクトリ

Linux Tips

ユーザーのユーザーIDやグループIDを調べる

  • ユーザーID(uid)やグループID(gid)を調べるには、idコマンドを使用する。
whoami
hoge

id hoge
uid=500(hoge) gid=501(hoge) 所属グループ=501(hoge)

【解説】ユーザーIDが500、グループIDが501、所属グループが501。ユーザー名と同じ名前のグループ名である。

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docker-composeによるWordPress開発環境構築手順書。

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