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mhidaka edited this page Apr 11, 2014 · 2 revisions

プロジェクトの目的としたいところ

Android Open Textbook は「Androidの教科書」をつくるオープンソースプロジェクトです。 GitHubと書籍制作ツールRe:VIEWを利用して、開発者が欲しい技術情報を集約する試みです。現在、多くのAndroid書籍が発売されていますが、技術の進化は激しく、Androidのアップデートに追従しきれていない現状があります。Android Open Textbookプロジェクトでは、オープンソースプロジェクトとして開発者視点で知見をあつめ、広く一般に提供していきます。

教科書としての役割

教科書は体系的に学びたい。なので最初から全部の項目があったほうがいいにきまっていますが、通常、教科書の制作は1年等長いスパンが必要です。個人の作業としてはとてもパワーがかかり、非常に重たくなってしまいます。 また、このような制作フローでは今のAndroidの技術の進化スピードに、ついていきにくいことも事実だと考えています。

最初のフェーズでは前提の知識をなるべく少ない状態でAndroidのベストプラクティスを学ぶところまで挑戦したいです。完了について定義する必要がありますが、最初から完璧なものができてる必要は無いと思っています。もし内容に不足があればそう書いておきたい。必要とされている情報が参照できる状態が大事だと思います。 今、Andoroidで〜という知識が知りたい、というひとにちゃんとスタンダードな手法、ひいては落とし穴にはまらないAndroidとしてのベストプラクティスを供給していくことをやりたいです。

教科書のターゲット

もっとも良いのはAndroidについて何も知らないひとでもAndroidのベストプラクティスが学べることです。 最初の版ではAndroidで〜という知識が知りたいけど、Webなどでは色々な情報が氾濫していて、正しい情報の取捨選択に非常に時間がかかり、本質でないところでの手間が開発者の負担となる現状があります。このような状況に対して、開発者の知見をあつめ、こうすれば良いよ、というベストプラクティスにアクセスできる、ことが重要だと考えています。

読者像

Android開発を考えた時、現状のPCでのアプリ開発やその他の開発知識を持った人の参入と完全に新規な参入組がいると思ってる。学生のような知識ゼロのひとに対してポインタを示す意味での「導入」があったほうがいい。しかし、技術背景そのものに着いては専門書に譲る。たとえばデザインであれば、Androidのデザインを基本として章を進め、より詳しい事が知りたい人へは別の専門書を紹介する形が適してる。

何を知りたいか知ってる人、たとえば「データを保存したいがどのような方法があるか、わからない」などをターゲットとしたい。「アプリを作りたいとおもっているが何をすれば良いのか分からない」は教科書のサポート対象から外したい。教科書で言及するか、という問題として「アプリ開発についてのワークフロー」のような業界の背景知識を暗黙知として求めるのは「教科書」ベースで考えたときに厳しい。最低限の理解のもと読み進められるように章構成で工夫が必要(章としてハイエンドな内容を担保しようとしたときは言及範囲が無駄に広がる恐れがある。そういうものは章構成の依存関係を考慮して、この順番で読み進められれば、違和感無くよめます、というルートを組み立てたい)

品質について

品質が高ければ高いほど良いことは間違いありません。しかし、上記のような考えから、基本的な方法論とこれは知っておいた方が良いというポイントを供給することを急ぎたいです。開発者の重要だと思ったことを書き(この時点で執筆ルール等最低限の基準は用意しておきたいです)、作ったものに対して小さな単位で更新や是正をかけていける仕組みを持ちたいです。