アプリ開発でとても便利なものの代表格がバージョン管理システムであり、今一番有名で使われているものがGitです。
Gitはソフトウェアエンジニアに限らず、色々な覚えておくべきものの1つです。
バージョン管理システムが無い環境ではどのような開発をするのでしょうか? まず、ソースコードの履歴を管理する方法は手作業になります。
hoge.c
hoge_copy.c
hoge_20010101.c
hoge_20120202.c
hoge_20190303.c
hoge_20190303_2.c
hoge_suzuki_20190303.c
ある1つのファイルのコピーが大量に作られ、それらには不確実なルールでファイル名が付けられます。 場合によっては、それらはExcelのシートで管理されているかもしれません。
また、バージョン管理システムが無い環境では、多くの場合、古いソースコードを消すのに強い抵抗があります。 そのため、コメントアウトした古いコードが残り続けますし、場合によってはソースコードのコメントに履歴が書かれたり、 上長の承認が必要だったりするかもしれません。
バージョン管理システムでは、過去のソースコードは全て履歴として保存されています。 Gitでは、Gitリポジトリ効率的なデータ形式で格納されます。
これにより古いコードは消すことができます。 Gitコマンドにより古いコードを文字列検索で探し出すこともできますし、 履歴を見ることもできます。 コードをコメントアウトするという前時代的なやり方は不要です。 人間が管理するよりも優秀で、誰がいつそのコードを書いたのかが確実に履歴として残ります。
また、Gitは複数人で開発するために便利な機能が満載です。