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OSDとFSD #36

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shujisado opened this issue Oct 26, 2021 · 2 comments
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OSDとFSD #36

shujisado opened this issue Oct 26, 2021 · 2 comments

Comments

@shujisado
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chapters/licenses.md でOSDとFSDについて触れられていますが、DFSGがFSDを元にしたという事実はないと思います。debian distroに含められるものをfree softwareのみと決めたのはいいがそもそもその定義がない(と思った)のでBruce Perensが作ったのがDFSGなので。

また、その逆のDFSGからFSGへフィードバックというのもないんじゃないかな。オープンソースに対抗するためにRMSが自身で書いていた三箇条にfreedom zeroを付け足してFSDとして推進運動を強めたのだし。

@piroor
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Contributor

piroor commented Oct 26, 2021

ご指摘ありがとうございます。どこかでそのような説明を見かけた・聞いたか、見た・聞いた説明を自分が誤解して記憶していた模様です。他にも事実誤認の箇所があったため、自分に今調べられる範囲で得られた情報に基づいて、a82c399 および f88ed9e で記述を改めてみました。

piroor added a commit that referenced this issue Oct 26, 2021
@piroor
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Contributor

piroor commented Oct 26, 2021

すみません、ご指摘の内容を読み違えていました。諸々のことを織り込んだつもりで、最終的に、以下の通りまとめてみました。

条文には「オープンソースの定義」と似通った部分があると感じる人もいるでしょう。これは、オープンソースの定義の元になっている「Debian Free Software Guideline(DFSG)」という文書が、自由なソフトウェアの概念を参考に書かれたためです[^osd-and-fsd]

[^osd-and-fsd]: FSFは1986年の設立時点ですでに、第1から第3までの自由を含む「自由なソフトウェア」という概念を公表していました。しかし、少なくとも1996年頃までの間は、このことはFSFの活動趣意書( http://www.gnu.org/bulletins/bull1.txt )などで「FSFの名前に含まれる自由という言葉の意味は~」とさりげなく語られているに留まっていたようです。そのような状況下で、Debianプロジェクトがこの概念を条文形式に整理しつつ、さらに「使用の自由(使用者の属性や分野による差別の禁止)」も明記する形で1997年に作成したのがDFSGで、オープンソースの定義はDFSGをほぼそのまま引き写した内容となっています。その一方で、FSFも少なくとも1997年頃には、改めて第1から第3の自由を定義文として参照しやすい形式にした「自由なソフトウェアの定義」という文書を公表し、さらに1999年には「第0の自由」の項目を追加する改訂を行いました。この改訂は、DFSGやオープンソースの定義で先に明文化されていた「使用の自由」の概念を、自由なソフトウェアの定義においても明文化することで、ソフトウェア開発者達に、自由なソフトウェアをオープンソースと並ぶ選択肢として見てもらいやすくする意図があったようです。

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